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ひっそりと、クリスマス・イルミネーション 12月 20日, 2009年 by 阿月まり

ポーランドって、本当に暗いです。

「暗い」と言っても、「ネクラ」の暗さではなく、光の絶対量が少ない「夜の暗さ」です。

この暗さを最も痛感したのは、初めてポーランドに夜間飛行した2002年のこと。

まだ「彼氏・彼女」の時代だった頃の話です。

目のくらむような日本やアメリカのイルミネーションに比べ、ポーランド上空はとにかく「暗い」。

見渡す限り、「電気の灯らない真っ暗な平野」が続いていて、どこに町があるのか首をひねりたくなるくらい。

 

昔、社会の授業で、「夜の衛星写真を見れば、世界の貧富の差が分かる」と教わったけれど、本当にそう。

ポーランドのある辺り、東欧の端からウクライナにかけて、明かりが少ないでしょう。

国道でさえ、「明かりはぼんやり灯りゃいい」って、まるで『舟歌』の世界だし。(町中でも夜の運転はコワイ)

消灯の時間になれば町全体が真っ暗になってしまう。

日本のファミレスだ、回転寿司だ、パチンコだ、ラブホテルだ、って、ギンギンギラギラ賑やかなイルミネーションが懐かしいくらいです。

夜の衛星写真

 

そんなポーランドだけに、クリスマス前のこの時期、町のあちこちにお目見えしたささやかなイルミネーションがしっとりと心にしみます。

ディズニーワールドや神戸ルミナリスのような華やかさはないけれど、精一杯のおめかし、とでもいうのでしょうか。

おばあちゃんの手編みの手袋みたいに温かくて、めぐる季節を印象づけてくれます。

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夏はオープンバーで賑わう町の中央広場。

午後10時頃まで明るくて、平日でもビールジョッキのかち合う音があちこちで聞こえるのだけれど、冬は午後5時にもなれば、ご覧の通り真っ暗。

この日はマイナス13度ということもあり、土曜の夜にもかかわらず、ほとんど人通りはなし。

そんな人気のない広場にこうこうと輝くクリスマスツリー。

淋しいというよりは、冬の美しさを独り占めにするかのような凛としたきらめき。

そんな光のそばにたたずんでいると、いつかこういう風景を夢に描いていたような、懐かしい気持ちになるのです。

2 Responses to “ひっそりと、クリスマス・イルミネーション”

  1. maksymilian Says:

     ワルシャワの旧市街。宮殿の前のツリーでしょうか?・・・ちょっと場所的に違う気もします。

     今年5月までジェラゾバ・ボラの近所に住んでいました。

     今年の冬もそうですが、4年ほど前の冬もワルシャワがマイナス26℃以下になりました。

     寝る前に二重窓の間に置いたペットボトルの水がガチガチに氷ってしまうポーランドの冬。

    ※ 亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。役所の対策は無いのでしょうか?

  2. 阿月まり Says:

    ホームレスに対する対策はいろいろなされていますが、
    根本的に自治体に十分な予算がないことも大きな問題だと思います。
    個人的理由から援助を受けようとしない人もありますし。
    そういう点では日本と似たようなところがあるかもしれませんね。

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